狛犬ならぬ狛キジがいる「大谷場氷川神社」南浦和にある雉子の氷川さま

大谷場氷川神社 寺社仏閣をめぐる

埼玉東京に200以上ある氷川神社のうちの一つ「大谷場氷川神社」は、かつてこの地が大谷場村だったことからそう呼ばれるようになりました。

雉子の氷川さま「大谷場氷川神社」

大谷場氷川神社

大谷場氷川神社は南浦和駅西口から歩いて2分の場所にあり、敷地内は周囲よりも小高い場所になっています。

駅から歩いて行くと見えてくる入り口は神社の裏側にあたるため、写真の神社正面の鳥居をくぐって参拝する場合は、回ってお参りください。

大谷場氷川神社 狛雉子

こちらが大谷場氷川神社の狛雉子(キジ)。鳥居の手前の左右に1体ずつあります。

大谷場氷川神社 狛雉子

昭和の初め頃、この地にキジが棲みついていたことから、氏子の間で雉子は氷川様のお使いと言われ、「雉子の氷川さま」と呼ばれるようになったそう。

拝殿 本殿

大谷場氷川神社 拝殿

拝殿はこちら。隣に社務所がありますが、閉まっていた。大谷場氷川神社では、御朱印はいただけないそうです。

大谷場氷川神社 本殿

拝殿の奥に本殿があります

大谷場氷川神社の本殿はさいたま市指定有形文化財になっている

本殿はさいたま市の有形文化財に指定されています。

樹齢100年以上のユリノキ

境内には樹齢100年以上、推定樹高21.8mのユリノキがあります。大きいです。正確な樹齢は不明ですが、明治27(1894)年に植えたとの証言が残っているそうです。

大谷場氷川神社 ユリノキ

パワースポットと言ってもいいかも?

御由緒

大谷場氷川神社 御由緒

創立年代は不詳なるが、大谷場の鎮守の神として古くより崇敬の篤い社である。
江戸初期社殿流失になったと伝えられる。現在の本殿は寛文六年の棟札あり、三間社流見世棚造り屋根は板葺である。
御神体は束幣立烏帽子、丈一尺二寸余、最古色を帯たり、箱に宝暦の年号がある。
天保元年の新編武蔵風土記に記載あり。
江戸時代別当寺は華徳院であった。明治元年神仏分離令により、廃仏毀釈により華徳院は廃寺された。太平洋戦争終結により、昭和廿一年国家神道から神社本庁所属の宗教法人神社となり、現在に及ぶ。
引用:境内の掲示より

神明社

大谷場氷川神社 神明社

こちらは境内にある摂社の神明社。

ちょっと珍しい狛雉子がいる、大谷場氷川神社でした。

浦和には狛犬や狛雉子でなく、狛兎がいる調神社もありますよ。

調神社

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大谷場氷川神社

主祭神素戔嗚尊(スサオノミコト)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
創立不明
住所さいたま市南区南本町1-9-1
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