【祝】映画「翔んで埼玉」公開『なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか?』

なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか? 書評

埼玉を盛大にディスった漫画『翔んで埼玉』の実写版が映画化され、GACKTと二階堂ふみという豪華なW主演ということもあり、公開前からとても話題になっていました(埼玉だけかも)。

そんな翔んで埼玉の映画の中でも飛び出す「埼玉ポーズ」。

この謎のポーズの生みの親である鷺谷政明さん著『なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか?』。

埼玉県の愛着度ランキングは2年連続最下位

ブランド研究所による「都道府県出身者による郷土愛ランキング」によれば埼玉県の愛着度ランキングは2015年と2016年と2年連続で最下位だそうです。

「埼玉県好きですか?」と聞いて「好きです」と答える埼玉県民はあまりいません。
(「はじめに」より)

と著者も語っています。一番自分の郷土に関心がないのも埼玉県民だそう。

個人的には浦和が大好きということでこのサイトも運営していますが、埼玉のこともまぁ好きだとは思う。これくらいの熱量が多いらしい。

「好きですか」と聞かれたら「嫌いではない」と答えるのが埼玉県民なんです。
(「はじめに」より)

渋谷のハロウィンではしゃいでいるのは埼玉県民?

なぜディスられても平気なのかを考える前に、なぜディスられるようになったのか?を著者が考えています。

1980年代に広まった「ダイサイタマ」という言葉や、昔から埼玉県民は東京に行ってはしゃいでハメを外すことが多いとも語っています。

著者が渋谷のハロウィンで実際に50人程の人に出身地を聞いたところ、

埼玉県民が多かった、というより、東京都民が少なかった。
(「【1】なぜ埼玉はディスられるのか?」より)

1980年代の竹の子族の時代から現代まで、特別な場所に行って特別なことをしたがるのが埼玉県民の習性だと。

そうなのか埼玉県民・・・。

本書では埼玉がディスられるようになった経緯から、埼玉ポーズの誕生秘話(ここちょっと泣きそうになりました)。そして埼玉県民は埼玉のことが好きではないからディスられても平気なのか?著者はそうではないと最後に締めくくっています。

埼玉県民としてとても興味深く、面白く読ませていただきました。難しいことを考えず、軽い気持ちで読むのがいいと思います。

最後に、埼玉のことはディスっても浦和のことはディスらないでほしい。筆者の思いです。

 

めっちゃ便乗した本も発見

翔んで西浦和

翔んで埼玉にちゃっかり便乗してる「翔んで西浦和」を読んでみた

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