さいたま市から南米産スペシャルティコーヒーの販売拡大を目指しクラウドファンディング実施中

さいたま市から南米産スペシャルティコーヒーの販売拡大を目指しクラウドファンディング実施中 ニュース

さいたま市桜区に本社を置くMisionero株式会社が、南米産スペシャルティコーヒーの販売拡大を目指し、クラウドファンディングを実施しています。

さいたま市から南米産スペシャルティコーヒーの販売拡大を目指しクラウドファンディング実施中

同社は2024年7月に設立された南米専門商社で、代表の竹内さんは13歳から18歳まで海外留学をした後、大学卒業後に南米で1年間の現地生活を経験。電気もない環境での自給自足生活を通じて、現地の人々と深い信頼関係を築き、その人脈を活用して現地農園との直接取引を実現している。

今回のプロジェクトで販売するのは、ペルー・カジャマルカ地方で栽培されるゲイシャ種のコーヒー豆2種類。「ラリマ」(標高1,700メートル)と「エルリモン」(標高1,800メートル)は、いずれも家族経営の小規模農園で無農薬栽培され、手摘みで収穫される。各農園とも年間300キログラムしか生産されない希少品種で、国際的なコーヒー品質評価機関SCA(スペシャルティコーヒー協会)でともに88点の高評価を獲得しています。

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ゲイシャ種は「コーヒーの貴婦人」とも称される高級品種で、ジャスミンやローズの華やかな香り、トロピカルフルーツのような甘みがあり、一般的なコーヒーと比べて酸味が上品で、アイスコーヒーやカフェオレでも風味が損なわれないのが特徴。

竹内さんは「気候変動により2050年には現在のコーヒー生産地域の半分が生産困難になると予測されている。大量生産の低品質な豆が市場を占める中、環境に配慮した持続可能な農業を支援することで、生産者の生活向上と良質なコーヒーの確保を両立させたい」と話しています。

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同社では焙煎についても、国際コーヒー鑑定士「Qグレーダー」資格を夫婦で取得している、さいたま市のKURIHARA COFFEE ROASTERSと提携。豆ごとの特性を活かした浅煎りで、コーヒー本来の風味を最大限に引き出しているのだとか。

クラウドファンディングは武蔵野銀行の「IBUSHIGIN」プラットフォームで実施中。目標金額に達した場合、集まった資金は生産地での品質向上支援や設備投資、将来的な南米での雇用創出事業に活用される予定。

同社は今後、コーヒー以外の南米産品として、グルテンフリー食材や手工芸品の取り扱いも検討。2025年中に新商品2品目の展開を計画しており、キッチンカーでの販売や関東圏のマルシェ出店も予定しているそうです。

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