浦和駅西口に鶏割烹のお店「164 3上ル(イチロクヨン サンアガル)」が2023年5月2日(火)オープンします。
同店はミシュラン獲得店など数多くの飲食店を手掛ける塩谷茂樹氏が、店舗の構想やメニュー構成などのプロデュースを行い、厳選素材に趣向を凝らした料理が楽しめるお店。
料理のメインとなる鶏や野菜は、塩谷氏が生産者に出向き、鮮度と品質の高さに徹した食材を使用。メニューはコースのみで、厳選した地鶏と新鮮野菜などを味・香り・ライブ感とともに楽しむことができます。
なお、店名は住所の仲町1-6-4のビル3階へ上がることから命名されたそうです。場所は浦和駅西口から徒歩4分、イトーヨーカドー前のなかまち通り商店街沿いの一角。
コース料理は11,000円(税込)のおまかせコースのみで、完全予約制。なお、予約は2日前までにする必要がありますが、これはベストな状態で料理を食べてもらいたいため、料理人にも無茶をさせず大事にすることで、より良いものを提供できるという思いからとのこと。
さらに、料理のクオリティを担保するため、開始時間は18時〜、19時、20時〜の各時間で一斉スタートとなっています。
先日、オープンに先駆けて行われた試食会へ行ってきましたので、いただいた料理をご紹介いたします。
絶品の鶏料理がいただける
店内は料理風景が見渡せるコの字型のカウンター席を中心に全32席。
最大6名で利用できる個室席も完備しています。
オープン時のコース料理は下記の通りと。品数は15品を予定しているそうです。
- ホロホロ鶏のスープ
- 笹身の炙り 梅肉とお野菜のガトー仕立て
- レモングラス風味のわら焼き
- 164 3上ル特製 ポトフ フォアグラ添え
- 季節の函館からのお魚 キノコと共に
- 料理長特選の地鶏の串料理3本
- 福島・大竹さんのお野菜を地鶏のムースと共に
- 地鶏のパータフィロ巻き トリュフの香り
- 本日ぜひ食べてほしい 地鶏の串をさらに2本
- 福井産の特選米を鶏の小料理と共に
- 本日のアイスクリーム
- 季節のデザートとハーブティ
試食会ではこの中から7品をいただきました。
まずは、ホロホロ鶏のスープ。長時間煮込むことでしっかりと出汁をとったスープに、最後に昆布とほんの少しだけ塩を加え、ワンタンと鶏油が入った一品。
昆布は入れすぎると鶏の良さがなくなるということで最後に加え、15品のコースなので最初から塩分が強すぎると疲れてくるため、優しい味わいに仕上げたとのこと。
続いて、レモングラス風味のわら焼き。薩摩黒鶏のもも肉を使った、柔らかくて香ばしく、本当に美味しかったです。さっぱりとしたレモングラスが風味がいいアクセントになっていました。
鶏割烹ですが、オープン時のコースには1品魚料理も提供する予定だそうで、この日は函館でトップクラスの仲買人から仕入れたキングサーモンと3種のキノコソースを添えたエスカベッシュを。これもめちゃくちゃ絶品でした。
焼き鳥は2種類いただきました。
まずは、ホロホロ鶏のもも肉をパセリやセージなどを使った香草パン粉焼きに。ほどよい脂乗りで香りと食感がとても良かったです。
せせりは塩を少なめにして自家製からすみをかけていただきます。絶妙な塩加減で、一味違った焼き鳥を味わえました。
野菜は星付きレストランでも使用している福島の農家から仕入れたものを使用。全国の農家を回ったそうですが、ここの農家は3本の指に入るほど、おいしい野菜を作っていると話していたのが印象的でした。この日は小松菜にほろほろ鶏の胸肉のムースと藻塩で。
そして、しいたけは農林水産大臣賞を何度も受賞しているものだそうです。小松菜もしいたけも、素材がいいので極力なにもせず提供しているとのことでした。
ご飯ものは福井県の「いちほまれ」というお米と、味の濃いブランド卵「トップラン」に自家製の漬物やそぼろと一緒にいただきます。
付け合わせが贅沢で間違いないおいしさでしたが、硬度0の日本酒の仕込み水で炊き上げたご飯がそのままでもおいしかったです。
最後にデザートでご馳走様でした。なお、本来は2つ提供する予定とのことです。
料理だけでなく器や雰囲気など、至るところにこだわりがつまったお店でした。
164 3上ル(イチロクヨン サンアガル)
住所 | 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-6-4 ソサナビル3階 |
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営業時間 | 18:00〜23:00(最終入店20:00) |
休日 | 月曜 |
TEL | 048-825-1112 |
公式サイト | 164 3上ル |